とりおたです。
北岳から降りてきて二週間になりますが、まだ左足がしびれています。それだけ無理をしてしまったということでしょうか。
15年前に登ったときにはブロニカS2に交換レンズ3本持って登りましたので、まだ、そのくらいは背負えるというつもりでいました。ひさしぶりなので軽めにしようと、蛇腹のカメラ一台だけ持って登りましたが、それでもかなり重く感じました。
体を鍛えなおして、重いのを運べるようにするか。または今の体に合ったようにするのか。
体力が尽きてくると、いろいろ持ってきたことを後悔してしまうので、やはり数を絞って、精選して持っていかないとならないようです。
蛇腹のカメラの弱点は、あまり近接して撮れないことです。最短がたしか1.5メートルくらいだったでしょうか。とにかく寄ってアップにするしか能がないとりおた方式には、あまり合っていなく、そのため持っていてもほとんど出番がありませんでした。
畳んで小さくできることから今回出番が出てきたわけですが、写りの良さにかなりびっくりしたので、一気に主役になってきそうな感じです。
写真の一番左は、6×9センチ判。8枚しか撮れない代わりに、高画質。
使いにくいところは、左手でシャッターボタンを押さないとならないところでしょうか。三脚に普通にセットすると、横位置になります。
真ん中は最近ゲットした、6×4.5センチ判の、スーパーセミイコンタです。16枚撮れます。
学生のころ、これがいいなと思いつつ買えませんでした。その当時は20万くらいだったでしょうか。
大きさ的に、小さいので出番があるのではないかな?と思って入手してみましたが、小さい割に案外ずしっと重いです。また、三脚に普通につけると縦構図を強制されてしまいます。そこが一番私には困るところ。
右側は今回北岳で活躍してくれた6×6センチ判のメスイコンタです。これが一番軽いようです。オーバーホールもしてあるので状態も一番よいです。
正方形ですので、縦位置横位置を気にしないで撮れるところはやはりいいですね。距離計が連動しておらず、距離を測ってから、レンズのほうのピント位置もいじらないとならないところは欠点かもしれないです。
と、いろいろ気になるところはあれど、小さくたためて、大きさの割に軽くて、たいへんきれいに写るというところは、欠点を帳消しして余りあるものだなと感じています。まさか、蛇腹がこんなに気にいるとは。
6×9のイコンタは、蛇腹のコンディションがよくなく、おそらく小さな穴は開いているものと思われます。ところが、蛇腹については調達できそうな目処が立ってきました。すぐには直せないですが気長に取り組んで、また詳しくレポートしたいと思います。
台風でやることがなく暇だったので一日中磨いてみました。サビがなかなか頑固で取れません。
高山植物など、小さな被写体をアップにしたりしたいときは重いのを我慢して一眼レフを。そうでなくて遠景だけを割り切って狙うときは蛇腹のカメラを持っていこう。そんなふうに考えがまとまりました。
遠景しか撮らないなら、いっそのこと距離計もない方が軽くていいかな?
あとは露出計です。スマホの無料アプリでもかなりちゃんと計れたのですが、電池が切れた時に困りますから、やはり露出計は必要です。これも今出ているものはかなり軽量なようです。古いものにこだわるだけでなく、新しいものも取り入れつつ古カメラ道を歩いていこうと思います。
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