猛暑の中無謀な八ヶ岳登山

とりおたです。

山に行きたい行きたいと 思うだけでなかなか実現しないので、えいっと気合を入れて早起きして、南八ヶ岳の、権現岳を目指してみました。


天女山というところまで車で上がれて そこの駐車場に車を置いて 登りはじめます。





天の河原までは行ったことがありました。その上に行ったことがなかったので 行ってみたかったのです。





樹林帯を歩いているとスズメバチがやってきて ぶんぶぶぶんぶん 怖い音を出してきます。


おそらく 巣に近づくやつがいたら 容赦しないということで そうでないなら向こうもなにもしないかなと 敵認定されないよう 手で払ったりなどしないように気をつけて歩きました。





冬に毎日履いて慣らした 革の登山靴 ザンバランフジヤマ初代。三ヶ月履かないうちに またカチカチに固まっており、しっかりカカトにマメをこしらえました。


今思えば この時点ですぐ撤退を決めたらよかった。





我慢して登っていたら 富士山が見える位置に。うれしくなって ローライ35にフィルムを入れ始めたら 雲が舞い上がって すぐ富士山は消えました。このへんで つぶれたマメが痛みを増してきます。

ちょっと休憩しようと座ると 大量のブヨがあつまってきて 嚙みつこうとしてきます。ゆっくりおにぎりも食べられない状況です。ここでつくづく思ったのは

冬山のほうが楽!

で、冬になると 夏がいいなとか言っているんですよね。





ひたすらに歩いて行くと 他の方のブログで見た 見覚えのある標識。


ここが一番きつい→ここから楽だから頑張れ ということかなと思ったのですが、当然 全然楽にはなりません。


GPSを持ってる方がいたので尋ねると 標高、2200くらいと。あと500だと。


痛みを増してくるカカト。


限界くるまで登ってしまうと この急な下りを下れないだろう。というか 今すぐ戻っても 急な下り 不安だな。


わりとすばやく撤退を決意します。

下りでは 爪先に荷重がかかるから カカトは痛くないかと思いきや 時々 圧がかかって グオッ となります。


去年の北岳と同じで、また難行苦行の山行になってしまった。


なんとか気力で 駐車場まで無事たどりつきました。汗がとてつもなかったため 帰りに 経口補水液OS-1を買って飲んだところ、味がやたら薄く感じました。相当塩分が不足してました。


暑い時でも 標高高ければ涼しいかなと思って行ってみたら たしかに樹林帯で日陰だと風が涼しいのですが、日なたに出るとほんとに危険。灼熱の暑さでした。


山に行かれる方 この時期はくれぐれも無理をなさらぬよう。山は逃げません。






4 件のコメント:

ふうた さんのコメント...

どうもです。冬山も怖いですけど、真夏の山も怖いですね。
とりおたさんの、行動力に感服です。私、この猛暑で尻込みしてしまっています。

とりおた さんのコメント...

どもども、ふうたさん。
体力がなさすぎて、一歩歩いて休憩。そしてまた一歩という感じでした。でも 眺めは最高で楽しめましたよ!

ユメミー さんのコメント...

お疲れ様でした。
スズメバチにブヨ、そのうえ靴ずれとは本当に難行苦行(・。・;
その甲斐あって雲海の中から顔をだす富士山はいい感じです。
丁度良い季節はやっぱり春と秋なのでしょうか?
猛暑の中無理なさいませぬように。

とりおた さんのコメント...

ユメミーさんこんにちは
標高高いから涼しいかなと思ったのですが、たしかに日陰は風が通って涼しいのですが、日なたの暑さはもはや危険なレベル。塩分補給を怠ったのも失敗でした。
春は残雪もあり雪崩が怖いですので、やはり最高は秋かもしれないですね!
でも それぞれの季節にそれぞれの美しさを感じ いつでも山に行きたいとりおたでした。