ローライフレックス スタンダード 2台目 その後

とりおたです。
昼も夜もドタバタしていて、カメラを磨く暇もなくなってきましたが、最近放置していた、2台目のローライフレックスをまた磨きました。


以前は、手っ取り早くきれいにしようと、ピカールなどの研磨剤なども使ったりしていました。ところが、ピカールを使うと、塗装まで一緒にはがしてしまう。隙間に入ってしまい、ずっとにおいが取れない。など、いろいろと支障もでてきます。


クラシカルなカメラの風合いを維持しつつ美しくするためには、時間はかかっても、布でからぶきを長い時間をかけてやるのがいいという風に今は考えています。水を固く絞ってやるほうが汚れは取れるのかもしれないのですが、水分がネジの間に入ってゆき、サビる原因にもなりかねません。


思いっきり汚いときは、汚れがついたままゴシゴシすると傷をつけるので、そおっと。きれいになってきたら少し力を入れて、という風に気を使っています。また、力を入れないときれいにならないけども、力を入れたら壊れそうな部分の手入れについては、きれいになることよりも壊さないことを優先に考えて作業をしています。


よくヤフオクで、アルコールで消毒清掃しています、などという文言があるのですが、古いローライに関しては、本革を貼り革に使用していますので、アルコールなんかで拭いたらカピカピになってしまいます。また、プラスチック部品なども白っぽくなってしまうこともあります。できれば、貴重な文化遺産なので、手入れしてかえってダメにしてしまうということは避けてほしいなと考えています。


ローライフレックス スタンダード 2台目


こちらで紹介したローライくんです。
このときより多少きれいになってまいりました。





ローライフレックス スタンダード ジャンク




写真的にはあまり変化がないかもです。





ローライフレックス スタンダード ジャンク




研磨剤を使わずに磨いていますので、不自然な光り方をせず、大切に使い込まれているという雰囲気に
だんだんなってきたでしょうか。


もともと一年かけてきれいにしようというつもりでしたので、あせらず、あわてず、楽しみながら磨いて、ピカピカになったら修理に出したいなと思っております。

愛宕山の夜景 その2

愛宕山の夜景をベリートで撮りましたが、普通のレンズで撮るとどう違うかなと思って、50ミリレンズでも撮っておきました。


普通のレンズと言ってもカビカビレンズですので、おそらく光源を写すといい感じに、にじんでくれるものと予想しましたがどうでしょうか。





愛宕山夜景




バックに南アルプスを従えての夜景で、なかなかよいとおもいきや、やはり電線が台無しにしてくれています。





愛宕山夜景




絞り開放1.4での撮影です。やはりかなりピントが悪いです。花など撮るにはこの絞りがよかったりしますが、夜景では今ひとつ調子がよくないなと感じています。では少し絞ってみます。





愛宕山夜景 nikkor auto 50mm




クリアさが増していい感じになりました。そしてカビカビのおかげで、ちょうどよく光がにじみ、雰囲気を出してくれてます。


こういうことがあるのでなかなかカビレンズを修理に出せません。





愛宕山夜景 nikkor auto 50mm




冬の空気の澄んだ時期だときっとまた違うと思います。夢が広がります。