とりおたです。
今年の夏はどうやら、山にも花火にも行かれない可能性が高くなっています。近所の田んぼすら撮ることができません。このままでは、ブログを続けていけるのか。
いや、お蔵出しという手がまだあります!
ということで昔の写真を引っ張り出して見ました。
12〜3年ほど前の写真です。8月に北岳に登り、肩の小屋に泊まってご来光を撮り、下山する途中で撮ったものです。ローライコードIIIを一台だけ持っての登山でした。
日差しが強く、感度100のフィルムですら撮れない状態だったので、感度50のつもりで撮って、減感現像というのをやってもらいました。減感すると、色の鮮やかさが少し失われます。しかし、それのおかげでかえって自然な色になり、記憶に残っている風景に近いものができました。
露出データも覚えています。500分の1秒、絞りはf22です。これ以上露出を切り詰められないところだったので、簡単に覚えられました。
きっと今は体力もないので、こんなに上まで登ることはできないでしょう。
思い返せば、標準レンズしかついていない、二眼レフ一台だけ持っていった時のほうが、たくさんレンズを持っていった時より、心に残る写真が撮れたような気がします。
またこういうのを撮りたいと思っています。体を元に戻さないとなりませんね。焦らずに、一歩一歩できることをやっていきます。
北岳山頂付近から富士を望む
リンホフテヒニカ アルミの腐食 その3
とりおたです。
ジナーSを入手してしまったら、リンホフくんが、「僕はもう要らないのかい」と言ったような気がしました。
いやいやそんなことは言っていないじゃない。これからもよろしく頼むよと、さびのお手入れをまた始めました。
一番気になっていた部分、ネジをおそるおそる外して、革をはがしてみました。
案の定ここが一番悲惨でした。
古いカメラを入手して、貼り革の中がもこもこに膨らんでるときは、革の下はほぼ、もれなくこんな様子になっていると考えて良さそうです。
竹串でいつものように地道にはがしてゆきます。
はがせばはがすほど、中の悲惨な状態があらわになってゆきます。
こういう作りのちゃんとしたカメラは、大切に扱えば一生ものどころではなく、次の世代まで使えるものなので、自分で所有しているんだというよりも、一時的にお借りしているんだというような気持ちが強いです。次の世代になるべくいい状態で渡してあげたい。
それにしてもひどいサビですが。
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