たんぼをベリートで撮る

とりおたです。
青空に照らされた夏のたんぼを撮ろうと狙っていましたが、いつのまにか夜は秋虫が涼しげに鳴き始め、早くも夏は終わろうとしています。


稲穂も実り始め、いい感じに秋の雰囲気です。


日曜しか休みがないと、ダラダラ休んでしまって、なかなか写真が撮れません。今日は気合をいれて、清里へ向かいました。




ベリート 田んぼ




ソフトレンズではあまり遠景を撮って来ませんでした。しかし、絵画的な雰囲気になって、これはこれで面白いです。


ただ、デジカメを後ろにつけて撮っていますので、これは超望遠レンズとなってしまっています。ですので、撮れる範囲がとても狭くて、ときに使いにくいなと感じます。





この木なんの木気になる木



勝手に、この木なんの木気になる木 と名付けている木です。清里に向かっていくと、途中にぽつんとセブンイレブンがあり、そこを裏手に回ると、とりおたの極秘撮影スポットです。いま言ってしまったから極秘でも何でもないですが。そこにこの気になる木が立っています。今年も会いに来たよ。





ベリート 田んぼ




休みの日に田んぼを撮る。のどかな休日です。





ベリート 田んぼ




そして、こんな感じに撮ってますという雰囲気を説明すべく、もう一台カメラを持ってきました。




sinar norma




こんなカメラ見たことも聞いたこともないとよく言われます。レンズをつけていなければ、何に使うのかも不明な謎の物体。道端に置いておいても、誰も持って行かないのではないでしょうか。


自分で整備をしたので愛着も深まりました。





sinar norma




案外と、田んぼの風景に溶け込んでいるような。





ニッコールオート50mmf1.4




普通のレンズ(ニッコールオートsc50mm1.4)で撮ったのがこちらです。これも比較的柔らかい描写のレンズなのですが、ベリートほどホワホワになるわけではありません。くっきりはっきりに見えます。


帰り道に、早くもコスモスが咲いていました。終わりかけのひまわりも。そちらは記事を改めまして掲載しようと思います。

ジナーS オーバーホール

とりおたです。
カメラの分解整備が自分で出来ると、きっと楽しいだろうなと思っていました。ライカのような細かい部品がギッシリのカメラは自分でいじるのは無理とわかっています。大判カメラは、そこまで細かい部品がないので、簡単かな?と思ったら、やってみると、私にとってはこれでもかなり難しいものでした。






ジナーS 分解




まずこのネジを外してしまいます。ぐるぐる回すだけ。





ジナーS 分解





ここで見えるネジの穴は六角レンチ、2.5mmでぴったりでした。





ジナーS 分解




ピント合わせ微調整の部分が特にグリスが切れており、動かすことはできるのですが、無理やり動かし続けるとパーツが傷んでしまいます。ですのでなんとか、新しいグリスを塗ってあげたい。しかしどう分解するのかわからず、何日か考えました。いろいろ動かしてみると、ピントを動かして行ったときに、この隙間から、穴が一個見えました。この位置にイモネジが仕込んであることが判明!


そこで、写真のような、短くて狭いところにも入る六角レンチを入手。これがどんぴしゃりで、見事に、ピント合わせ部分の分解に成功です!





ジナーS 分解




車の整備で使うパーツクリーナーで古い油が落とせるかな?と、やってみましたがなんとなく効果がイマイチ。マジックリンを布につけて何回も拭いてみました。ばっちりきれいになりました。





ジナーS 分解




あとはグリスを塗ってふたたび組み立てます。


実は痛恨のミスをしてしまいました。一箇所別なところに、ネジロックのためのイモネジがあったのを気づかず、無理にネジを回して、二本のネジを破壊してしまいました。


だいぶ後悔して落ち込んだ後で、考えました。確かに残念だけども、今回の作業で、注意点が全部わかったので、これからは大丈夫と。


で、壊れたネジはどうにかならないのかなといろいろ調べておりましたら、ネジを一個から作ってくださる会社がいくつか見つかりました。かなり複雑な部品まで作ってしまうすごい会社もあります。こういうところで相談してみるのがいいかなと思いました。


私が壊したのではない部分にも傷んだ部品がいくつかあります。このあたりを全部作ってもらい、入れ替えていくと、さらに安心して使えるカメラになるかもしれません。うまくいきましたら、また報告したいと思います。





ジナーS 分解




壊したネジも、完全に壊れたのではないので、とりあえず固定はできて、見た感じにはわかりません。使うのにも支障はないです。でも、気持ち的に、落ち着かないですね。


ご自分で分解に挑戦される場合は、ネジにぴったりな工具を使用し、固いネジは潤滑油をさして24時間待つ、イモネジのロックがないか十分確認し、イモネジがあるならそちらを先に外す。戻せなくならないように、写真を撮りながら、分解していく。パーツをなくさないよう気をつける。とくにベアリングのちっこい玉が、バネに押されて遠くへ吹っ飛んだりしますので、部屋をきれいにかたづけて、細かな部品が飛んでも見つけやすいようにしておくなどの配慮が必要かもしれません。


また、くれぐれも自己責任にて慎重にお願いします。


しかし、ライカやローライなどをばらすのとは違い、がんばれば十分できるものだと思いました。プラモデルを作るような面白さがあり、とても楽しい時間を過ごせました。まだ十分掃除ができていないのですが、これからゆっくりきれいにして、いっぱい良い写真を生んでもらおうと思っています。