とりおたです。
二週続けての週末の台風です。写真撮りに出かけたかったのに残念という方もたくさんいらっしゃると思います。
以前は、こういうときに焦ってジタバタしたものなのですが、今はのんきに自然の都合を受け入れて、ぼーっと過ごします。
あ、いや、晴れててもぼーっとしていますね。
ルナシックスなのですが、かつては夜ばかり写しておりましたから、月明かりも測れるというこの露出計にたいへん憧れていました。しかし、きわめて高価であったため、手が出ないままでした。
世の中がデジタル時代になったので、これの重要性が減ったためか、中古の価格もどんどん下がってきていて、以前から考えるとタダのような金額まで下がってきています。そこで、ブログを始めるにあたってこいつは必要だろうと、2年前に一台ゲットしました。
貴重な、スポット測光のためのアクセサリーもついていて、ほとんど使い込んだ形跡もないものでたいへんうれしかったのですが、残念なことに、針は動くものの、データが正確ではなかったのです。
今はフィルムも現像も値上がりしていますから、適当に遊びで試すなんてことはできません。スマホの露出計アプリ、および、ずっと信頼して使ってきたペンタックスの露出計とデータを比較するのですが、全然違う値が出てきます。
たとえば、いつも一段下で出てくるとかいうことであればまだ使いようはあります。そんな都合のよいずれ方ではないため、使用をあきらめてずっとしまってありました。
で、先日北岳にいって、夜の撮影を大失敗し、全部真っ黒けになったところで、やはり夜の光を測れるこいつが必要だなと。
ゴッセンの露出計の修理の情報が、ネットでなかなか見つからないので、ヤフオクでジャンク品を当たりが出るまで買い続けようという決意を固め、いろいろ探しました。
ちょっと気になってキタムラさんの中古を探したらあったので、それを近所に取り寄せしました。
バッチリ作動したので購入。翌日、飯盛山へ連れて行きました。
山頂ではしっかり動いたのですが、下山してから使おうとしたら全く動きません。
どうも、リュックの中で、背中からの汗攻撃を喰らい、湿気で動かなくなってしまったようでした。
一生大事にしようと思ったのにまさか翌日に壊すとは。
それで、ヤフオクで500円で出ていたジャンク品を落札。動くかわからないですが、吉と出るか凶と出るか。
そのジャンク品が届く前に、一日おいたその壊れたルナシックスをもう一度試すと、なんと復活していました。
うれしくなったので、2年前に買った方と一緒に、プラスチッククリーナーで念入りに磨きました。
ちなみにこのルナシックス3のほうは、MR9の電池を2つ使うので、関東カメラサービスのMR9アダプタを2個用意してあります。電池はSR43を入れます。
それからほどなく、500円ジャンクの方も届きました。
こちらは、3ではなく、初代ルナシックスで、せっかくあるスポット測光アタッチメントがくっつかないやつです。まあ500円なので、ぜいたくは言えません。
こちらは、MR9の電池を一個だけ使う仕様になっていました。早速チェックします。
なんと、とても正確に、測光できています。
これで、完動品2台、針は動くけども正確ではないというのが1台の合計3台が集まってしまいました。
勢ぞろいしてみました。
これでEV-4まで測光することができます。(Exposure Value の略です。今調べたら、感度100で、レンズの絞りを2.8にすると、2分の露出になります)
説明書もいまだにダウンロードできるので、見てみますと、露出計の言う通りに撮影したら、昼間のように写るようにと測光しているため、昼間のように写ってしまうらしいです。なので、露出計のいうデータからどのくらいマイナスに補正していくかを自分で研究しないとならないと。
で、この研究をずっとやってみたかったわけです。
やっとできることになったので嬉しいです。
500円ゲットした初代が一番針が元気に動くので、これを主役にして使っていこうかなと。
ちゃんとブログタイトル通りな写真を撮っていくための準備が整いました。
3つも集まってしまった、月明かりでも測光できるゴッセン ルナシックス
飯盛山(めしもりやま)登山
とりおたです。
雨の多かった10月、珍しく晴れ間が出ました。昼間みんな一生懸命働いているときに、山で遊んでいてもいいのか?と思いながら行ってきました。
地図で見ると、平沢峠というところから登るようなのですが、そこがなかなか見つからない。
迷っているうちに大きな駐車場を発見。
こんなふうにさえぎるものなく八ヶ岳を見たかったのですが、なかなかこういう場所が見つかりませんでした。
本当はこの駐車場からすぐ登山ができたのですが、平沢峠はどこ?平沢峠はどこ?と、さらに車で無駄走りをして、結局またここに戻ってきました。
駐車場のすぐそばに、登山口がありました。
1時間ほどの登りというけども、どうなんでしょう。
こんな雰囲気のところを登ります。
急なところがあったとしてもこのくらい。
こんなふうに平らなところも多いです。とても歩きやすい。
はじめから急登につぐ急登の北岳とは、ずいぶん違います。日帰りで気楽に登るにはこういう山がいいな、と思いました。
紅葉は終わってしまったような感もあります。
今回は登りの時点では、左のかかとが少し擦れるだけで、おおきな問題はありませんでした。
教えて!gooで調べたところ、登山靴は、下りでは、まず足の甲のところまでの靴ひもは、足首を90度にして、ガッチリ締める。そこから上のひもは、足首を伸ばして(わかりにくいかも。水泳のバタ足のときにする体勢ですね)、きっちり締める。
これで、かかとがすっぽりおさまり、靴の中で足が移動しにくくなり、つま先が当たって下りで痛いというのを防げるとのことでした。
この履き方をためしたところ、ずいぶん調子がよかったです!それでもかかとの収まりがいいぶん、かかとが擦れました。あと、下りでは、小指にマメができました。北岳ではここにマメができなかった。
あと、今回の山歩きではつま先は最後まで大丈夫でした。
間違えてこちらの山頂にきてしまいました。
一度降りて、飯盛山の方へ向かいます。ちなみにここの展望も決して悪くはありません。
雪化粧の富士山。
紅葉のピークを過ぎて、渋い色合いの木々。
花は盛りに、月はくまなきもののみを見るものかは。というのが古文であったように思います。ピークの時以外にも美しさはあると最近思うようになりました。
わりとすんなり上まで来れます。初めての登山にもぴったりないい山です。ここでおにぎりを食べて、下山です。
帰り道、枝分かれしているけれども、きっとこれは後で一本に合流するのだろう。と、勝手に判断し、登ってきたのと違う道を降りて行ったのがまず失敗。
しし岩という所に下りたいのですが、案内標識が、「清里駅35km」みたいなのしか出ないのです。若干あわてて登り返すと、慣れていそうなおっちゃんを発見。
どっちの道でも大丈夫だよ。そして太い道路に出たら、駐車場へは左に向かえばいいよ。右に行くと野辺山。
はい!ありがとうございます!と、命拾いした気持ちで、元気に下りました。
そして、太い道路に出ましたが、自分が車を置いた駐車場は、右へ、つまり登る方向へ行かないとならなかったのです。
しかし、おっちゃんは左だと言うので、半信半疑なまま左へ。かなり歩くと、下の方の有料駐車場のほうでした!
こっちじゃなかった。
もうすぐ休めると、下りでこしらえたマメの痛みを耐えて下りてきたのですが、ここからさっきの出口までまた登り、そこからさらに登って、ミニカの待っている駐車場へ戻らないとなりません。
あー
そして1時間をかけ、やっとのことでもどってきました。
その道の途中で撮りました。小さく北岳が見えます。あんな上まで自分の足で行ったのか。と、感慨にひたりました。
この山はいろんなところに登り口があるようなので、最初は、登ったら来た道を正確にトレースして下りた方がよいと思います。そうすれば登りで1時間くらいの軽い登山ですから、ゆるく楽しめるでしょう。
また、簡単に登れる割に眺めはよく、エネルギーのコスパはずいぶんよいのではと感じました。雪が積もったらまた来て、雪山の訓練をしようかな。
ここは、夜の星もすごそうです。また通うことになりそうです。