八ヶ岳の権現岳に行った時 体力がなさすぎるのを痛感。毎日 わずか2キロのジョギングを20日間ほど続け 少しだけ体力をつけて北岳へ行ってみました。
ジョギングといっても歩いている人に抜かれちゃう速さです。しかもごく距離もわずかなので こんなので効果があるのかなと思いつつ。
ところが案外と効果はありました。
去年は もう 一歩目からしんどく 真ん中らへんへ行く前にボロボロ。北岳山荘へ10時間以上かかって到着するという状態でした。今回は、中腹付近の 白根御池小屋まで 標準コースタイムの3時間より30分速く到達するという成果をあげました。
とてもゆっくり歩いて 後ろからくる人全員に抜かれましたが。あまり大休憩取らず 一歩一歩じわじわと進んだのが良かったようです。
カカトがいつも靴にあたって擦れるので、ダイソーにあった 靴擦れ防止ジェルインソールなるものをカカトに貼りました。ところが このジェルが熱を持って 結局カカトにマメができました。
白根御池小屋を少し過ぎたところ。心肺はまだ余裕を感じましたが、残念ながらカカトの擦れが痛み出し ここからしんどくなります。
そのジェルを 足に直接 ではなく 靴の中に貼ったら ずいぶん痛みが軽減しました。
次からそうやって使おう。
ジョギングの効果はまだあって 足は痛むものの登りはずいぶん余裕があり、順調に あとすこしで小太郎尾根というところまできました。これは案外と早く肩の小屋まで行けそうだ。そこでゆっくり休んでもいいし 山頂を越えて 北岳山荘へも余裕を持って行けそうだ。
去年と違って山を楽しめそうだなと喜んでいたそのとき、靴底がはがれてきてるのに気づきました。
しかも両足。
以前知恵袋かなにかで こうなると どんどんはがれてきちゃう というのを読んだ記憶が。
このまま山頂を目指すのは危険と判断しました。というか下山するにも危険を伴います。
予備の靴紐があるので縛って固定することはできそう。ただ岩の多い場所でそれをやると紐が切れると判断し 白根御池小屋まではこのまま行こう。そこで縛って 麓を目指そうと。
せっかく重たいのを耐えて持ってきた三脚も何も役立たず。いい写真が撮れそうな天候でしたが 無念の撤退です。
山は逃げないから とにかく無事に戻ることに集中しよう。
腰椎椎間板ヘルニアの後遺症で 長時間立ってると足がしびれるのですが 重い荷物を背負っているため その症状が重く 下りで硬い石の上にドスンドスンし続けるため、痛みがきつくなってきました。
去年と一緒で下りのほうがずっときつい。
ときどき 小石や木の根につまづいて 靴底をさらにはがしながら やっとのことで白根御池小屋にふたたび到着。
もう全てはがれる寸前。両足ともこうなりました。
予備の靴紐がここで活躍です。
足裏の痛みはきつく 気力を振り絞っての下山となりましたが この縛りのおかげで靴は麓まで持ちました。9時間半歩き続けて 初の北岳日帰り登山となりました。
山頂に立てなかったのは残念でしたが、無事に戻れてほっとしました。1日ちょっとの運動でも続けると効果があるということもわかり これからもなるべく続けたいて思いました。