八方尾根スキー場を一番上のリフトまで上がると、すでに美しい山岳風景が見られますので、それで満足していましたが、何度も行くうちに、だんだんと、さらに上へと登りたくなりました。それでカメラ機材にかけるお金を減らして、山道具をこつこつ集めてきました。でもなかなかタイミングが合わず、やっと頂上を狙うチャンスがやってきました。
ちゃんと朝4時に起きて、八方尾根に向かいました。
もう春なので、ふもとは雪がほとんどとけていました。
早めについたのに、車に忘れ物をして取りに行ったため、朝一番のゴンドラには乗れませんでした。このミスが案外尾を引くことになります。
さてさて、なんとか頂上をめざして出発です。
登る前からこんなに綺麗。
はじめの方は、こんなかんじにゆるい登りで楽なのです。去年撤退したところよりは上にいきたいものです。
もうかなりとけてしまってます。来年こそ厳冬期に来よう。
この白樺エリアが大好きなんです。
こんなかんじに登ってゆきます。まだあまり急なところはないです。
この木の下でおにぎり食べて休もう。
座ってみると疲れてることに初めて気づく。
いつもこれ、持ってるだけで、有効に使えたことがないのですが、きょうは違いました。
果てしなく続く道。鍛えていない脚がだんだん言うことを聞かなくなってきます。ふとももの付け根が一歩歩くごとに痛みます。
本日のベストショットかな。
この上のほうがかなり急で、降りるときかなり難儀しました。ピッケルが初めての大活躍。
痛む脚を引きずってなんとか気力で登ってきましたが、眺望がひらけるここに立って、もう気持ちが切れてしまったのと、帰りのリフトに間に合わないと思ったので、撤退を決めました。
ここまで見えていたのに無念です。もっと体を鍛えてまた来るからね。
帰りは撮らずにサクサク降りようと思ってましたが、光線状態が変わって、より山の立体感が増していたので、何度もカメラを出して撮りました。
これを書いている今は下山して四日目なのですが、まだ筋肉痛がすごいです。雪山は体を鍛えてからでないとダメですね。これからがんばります。