とりおたです。
やっと ブログが、普通にまた書けるようになったようです。とても ありがたいです。ユメミーさんアドバイスありがとうございました。
で、ほんとうは 山を降りてきて 興奮冷めやらぬ状態で 書きたかったのですが ずいぶん 日が経ってしまいました。でも落ち着いて冷静に振り返ることができるでしょうか。
明日は火曜日 お休みだから 有意義に使うぞと思っていたら 大雪の予報。これは年に何度もない 銀世界の三つ峠を写すチャンス。
ここ2年 こういうときいつも 寒い とか だるい とか言って 惰眠をむさぼり、そういう絶景を写すことはできなかったので その後悔を繰り返してはならないと 出撃を決めました。
どのカメラを持っていくか悩み 一度はニコンF2にして 三脚クイックシューをつけて、就寝しました。2時に起きて さあいくぞという段になって どーしても先日購入した キヤノンのズームが使いたくなり オーバーホールしていない カメラ本体が寒さに耐えられるか不安はありましたが 急遽 キヤノンFT-bに変更して、出かけました。
すると ニコンF2のほうに クイックシューつけたままなのに気づき だいぶ行ってから家に戻るという羽目になりました。毎回なにかしら忘れ物をします。
傘なんか 帰りに晴れてたら まず 忘れます。ほぼそれは確定。
で、今回は 楽しく山に登ろうと 前夜 まほうびんを購入し あったかいココアを作って リュックに詰めました。そして 友達に借りたアイゼンも持っていきました。
河口湖のあたりは積雪も多いとのことで もし 三つ峠へ向かう山道が 除雪していなければ 前輪駆動のミニカでは突破は不可能です。置けるところにおいて長い時間歩いて登山口に向かうか、または諦めて撤退するか。そんなことを思いながら行くと、嬉しいことに 綺麗に除雪車が入っていてくれて 快適に 登山口付近まで行けました。
しかし そこから無料駐車場への道は除雪されておらず わたしはあきらめて 近くの広いスペースに車を仕方なくおきました。この雪の中 やはり同じことを考えたツワモノが2名。四駆のハスラーでも突破できなかったようで あきらめて 戻ってきてわたしの横に車を置いていました。
ああ今日は 暗いなか 一人で心細く登ると思ってたら こころ強いなと。少し安心して登ることができました。
ハイペースで登っていたつもりでしたが 雪がところどころ深くて 案外 しんどいわりに進んでおらず
いつもの二倍以上 時間がかかりました。樹林帯は風がなく とても 暑かったです。
山頂が近くなる前に 夜がしらじらと明けてきました。
積もった雪の中に どこに大きな石があるのかわかりません。ときどき アイゼンの刃に 石が引っかかって 何度か転倒 そして あまりフィットしていないアイゼンは その度に外れました。
再装着しようとすると びしょ濡れになったベルトが凍って とてもとてもやりにくい。
山に出かける前は 楽しいことばかり考えて 出かけますが 実際に来ると こういうことで苦労するんだよなーと思ったのを 覚えています。
正直 アイゼンなくても登れたような感じがしました。実際 他のお二人は つけてなかった。一人は 登山靴ですらなかった。
わたしは登山靴マニアなので そうはいかないのですが。
スキー靴で 足が冷えないようにする マスキーというグッズを 無理やり登山靴につけてみました。ずれて来なければ かなり暖かいのですが、しっかりずれて 雪がしみまくり。だんだん意味をなくしていきました。オーバーシューズをかぶせれば雪の侵入を防げるのですが、そうすると今度はアイゼンがつかない。ベルト式のアイゼンが欲しいなとここで 思いました。
結局 日の出に間に合わず ここまできて もう上に登るのはあきらめました。 あんなに暑かったのに ここで強風にあたり 一気に体が冷えます。以前はここでシャツを着替えたりしていました。今回は冷え冷えのまま 撮影です。
あまりに寒いと とても作業が雑になります。
ジャンクカゴから生還した キヤノンFT-bと 35-70mmズームです。寒い中頑張ってくれました。かろうじてなんとか動いているというのが伝わってきます。あと少し冷えたら アウトだったのでは。
きちんと整備に出すか または マイナス30度まで耐えると言われる F-1を買うのか。
今年はできればカメラは買いたくないのですが。
日々 F-1への物欲が 上がってしまいます。
撮っているうちに 寒さが耐え難くなってきたので ゆっくりしたい気持ちもありつつ さっさと撤退することにしました。
いつもなら 日の出に間に合わなかったことを くよくよするところなのですが 今できるベストを尽くして登ったので 今回はそういう気持ちがありませんでした。
また来ればいいんですよね。こういう日に。
まほうびんの威力は絶大で だいぶ体と心を温めることができました。重くなっても持って行く価値はあると思います。
そして はやくも筋肉痛になった脚を無理やり動かして 下山して さあ帰ろうと車に乗ろうとすると ロックが凍って 開きません。あちゃー
後ろの ハッチバックが開いたので そこから無理やり侵入し、エンジンをかけます。車の中 雪まみれにしてしまいましたが それはしかたがない。
そして ワックスを塗って十分に防水したつもりの登山靴も やはり5時間も雪を漕いで歩けば それは浸水してきますね。こればかりは仕方がない。
オーバーシューズをつけて使える ベルト式のアイゼンは やはり必要かな。
雪山はおっかないと ずっと敬遠していましたが 景色の素晴らしさに感動し もっと頑張って体力をつけ 技術も伸ばしてゆきたいという気持ちが 増してきました。フィルムで撮ったほうも 到着しだいまた掲載したいと思います。