ニコンD610を使って見ました

とりおたです。
キタムラさんで取り寄せたニコンD610が到着したということで行ってみました。


中古でも状態によりランクがあるようで、Bというのはいわゆる並品というのでしょうか?Aよりかなりお安くなっているB品です。そんなに期待していなくて見に行きました。


傷とスレがありますという説明を受けて、見てみると、私の基準ではどこにも傷が見当たりません。で、作動もバッチリでしたので、思い切って購入しました。


半年間、一生懸命働いた証として、ちょっとぜいたくしました。


初めにつまらないものを撮ってはもったいないと、わざわざ車山高原に出かけて見ました。





白樺湖付近




ニコンD610 白樺湖付近




とりおたのフルサイズ一眼レフデビューです。ちょっと型落ちですが、私には十分すぎるカメラです。





ニコンD610 車山高原




レンズですが、古いニッコールSオート50mm f1.4のAi改造してあるものをこの日のために用意してありました。このカメラに付けられるレンズは今の所、これ一本しかありません。


しばらくはこれでがんばります。





白樺湖ロイヤルヒルスキー場




白樺湖の、ロイヤルヒルスキー場です。なかなかいい感じの眺めでした。





八ヶ岳




右端にうすーく富士山が見えます。富士山完全に脇役。





ニコンD610 コスモス




帰り道、いい感じのコスモスがあったのであわてて車を停め、撮ってみたのですが、風が強く、でたらめにシャッターを切って、これ一枚だけちゃんと写っていたという次第です。


古いレンズではもしかするとこの高性能ボディを生かしきれないのかもしれないのですが、これからゆっくり研究して、いい絵を出せるようにしていきたいですね。


ビーナスライン その2

EOS10D その3 車山高原

車山高原つづき

同じ場所を撮った過去記事のリンクです。タイトルがいけなかったのか、ほとんど閲覧されていないので、もしよろしければこちらもご覧になっていただけると嬉しいです。

北岳を撮ったフィルムが返ってきました なら写真クラブさんありがとう!

とりおたです。
待ちに待ったフィルムが返ってきて、あわてて見てみると、まずは夜景が露出ミスで全滅。


まあ、これは、ある程度予想していたのですが。夜景に関しては自信があったのですが、完全に初心者に戻りました。謙虚に一から学び直したいと思います。


ポジを二本、ネガを二本の合計4本撮りました。ネガはコダックのポートラ160。ポジはフジのベルビア100でした。


ポートラは柔らかいフィルムなので、遠景がすこしもっさりするようです。しかし、それがいい味を出してくれています。次はエクター100を試してみよう。


それではネガのほうから。





広河原から見た北岳




さあこれから頑張って登るぞ!という気持ちと、あんな上まで果たして行けるものなのかという不安を同時に感じました。





北岳 樹林帯




樹林帯で、休み休みこうして写真を撮りました。
撮影に使ったのは、メスイコンタという、昔の蛇腹のカメラです。


メスイコンタ

メスイコンタ復活

メスイコンタについて書いた過去記事です。


このカメラは、有名なスーパーイコンタとは違い、非連動距離計なるものがついています。ライカのように距離計の窓をのぞいて、ピントを合わせたいところの二重像を合致させたら、目盛りが何フィートになっているかを読み取り、レンズの目盛りも同じに合わせてあげないとならないのです。


素晴らしい被写体に出会って、焦っている時など、特にこの、せっかくとったピントをレンズに反映させずに、そのまま撮ってしまうことがよく起きます。


今回は、はるばる時間をかけて登っていますので、細心の注意を払ったところ、きちんと葉っぱにピントが来ています(^^)





北岳 樹林帯



自分がその時感じていた遠近感、山の大きさ感。そんなようなものが、かなり正確に残っていると感じます。


実は、二眼レフに比べ、蛇腹のカメラがあまり好きでなかったのです。理由は、ちゃんとスクリーンでピントを合わせて、「おお きれいだな」と感じながらシャッターを切りたいと思っているからです。


蛇腹カメラの素通しの窓からだと、撮っているときの手応えがなく、ちゃんと撮れているものなのか不安になります。


それでもこの軽さにひかれて、山まで連れてきたわけですが、これは大正解だったと思います。メスイコンタはとても軽く、計ってはいないですが持った感じ、ローライ35と同じくらいな重さだと思いました。同じ重さでより大きなフィルムを使えるならこれがいいかな?と、あまり慣れていないのに持ってきてしまいました。





北岳 樹林帯




露出計で計ったところ、シャッター速度が10分の1秒でした。三脚を出そうか迷ったのですが、めんどくさくなってそのまま手持ちで撮りました。


案の定ブレブレになりました。ところが怪我の功名、モザイク画のようなきれいなブレ方になったような?


ポジで撮ったものはスキャンを頼むのを忘れて、現像のみで戻ってきましたので、半年ぶりぐらい?に自分でスキャンしました。押入れからでかいスキャナーを出してきて、ほこりをはらって、やってみました。





北岳の稜線から夕日




スキャンがなかなかうまくできません。原盤は、もっとずっときれいです。


今回の撮影で、メスイコンタについているノバーというレンズの底力に本当に驚かされました。


鋭さのなかにごくわずかな柔らかさ。なにか気品のようなものを感じる美しい描写です。こんな風に撮れたらいいなと思っていて、なかなかそのイメージ通りにならないことがほとんどですが、今回はいい意味でイメージ通りにならなかったというか、イメージを超えてきたいい描写でした。


これはもっと出番を増やさなければ!


そして今回お世話になったのが、


なら写真クラブ


さんです。愛読させて頂いている無題の写真で、Myrrhさんが紹介していらした現像やさんで、ずっと気になっていて、ついにお願いすることができました。


たいへん美しい仕上がりで、素敵な思い出を残してもらえました。なら写真クラブさん、ありがとうございました!またよろしくお願いいたします。


あ、シャッターのいかれていたこのメスイコンタを完全復活させてくださった、道東カメラサービスさんにも感謝申し上げます。おかげさまで納得いく写真が撮れました。